花鳥風月 120

やぁやぁ、皆様。お久しぶりでございます。
今回は2枚組ということで”Day Ray”と”Night Light”の2つでございます。
それぞれ柔らかめなるなちとハードめなるなさんと作ってみた感じでございますぞ～
ジャケットは愛しの(？)こしちゃんです、かわいい

おねだん：1枚で300円、2枚セットで500円です～

　ぼくは楽しんでいる。

　花鳥風月からもうすぐ一週間ほど経とうとしているので、そろそろ振り返ってみようと思う。

　前回の花鳥風月である程度の成果、と言うか目標を達成した僕。最初は入りやすいボーカロイドというジャンルで行こうと考え、始めたものだった。
　しかし、いかんせん僕には文才がない。そしてメロディセンスもない。歌詞とメロディがマッチするかどうかがかなり厳しかった。
　結局新曲で引っさげていけたのは１曲だけで。あとは前に書いた曲をリアレンジしたりするだけだった。
　しかしまぁ、それでも作っていけた。満足できるクオリティにはもっていけたのでそれだけで自分としても満足なのである。楽しんでいるだからだ。

　前回の反省を活かさないまま制作を始めたのは4月に入ってからだった。
　友人であり、前からちょくちょく絵を書いてくれたこしちゃんとか言うインターネットお絵描きマンにジャケットを依頼した、と言うか描かせてくれと懇願された感じであった。
　僕としてもこしちゃんの絵は大好きで、前々からジャケットを描いて欲しかったし、お互いの利害が一致した形で制作が決定した。

　花鳥風月で言われた「ハード目な曲があるといいなぁ」って言うセリフが脳内から張り付いて動かなくて。ただ、皆さんご存知でしょうが私はキュート系な曲も得意というか、大好きで書いていまして。それをどう、両立させればいいかなぁとか。
　ごちゃまぜにしてもいいんだけど、どうせやるなら…ふたつにわけてみようかなぁと思って。2枚の円盤がリリースされることが決定したのです。
　合体ジャケット、昼と夜。それだけのイメージで依頼を投げたのは今でも反省点と言うか、むしろタイトルも決まってないしそれで良く作ってくれたなぁ、と関心と感謝の気持ちが今ぐるぐるしてます。うぅん、最高だ。
　新曲は控えめに。今までの集大成と言うか、円盤の中に閉じ込めてなかった子達を活躍させようと。言ってしまえば再利用かもしれない。ただ、僕はそれだけで終わらせたくなかった。それ故、僕は楽しんでいるのだ。

　たくさんの曲が耳の中で踊った。そんな二週間だった。
　久しく締め切りに追われ、神戸に行ってる場合じゃなかったなぁなんて考えながら必死に愛用機のRoland SC-88Proとパソコンの画面と、にらめっこの日々だった。
　ジャケットがあがるのを楽しみにしながら、届いたサークルチケットを丁寧にしまって、僕はがむしゃらに音楽と向き合った。マイクラもしてたのは内緒。
　たくさんの音符を置いた、除いた、聞いた。そんな二週間になった。

　そして、ようやくすべての曲が完成したのが一週間ほど前だ。
　ジャンルと、曲名と。あとサイトに宣伝文に。文字を踊らせた。
　だけど、一番肝心な大きな文字だけ、踊らなかった。
　沈黙だった。タイトルと言う一番の顔が浮かばないのだ。大問題だ。
　ジャケットがあがってもタイトルが決まらなかった。一番大変なにらめっこだった。

　ある時、ぱっと文字が踊った。
　Night Lightと文字が踊った。
　嗚呼、完全に言葉遊びだ。
　だったら、お昼も言葉遊びしちゃえばいい。それだけの判断だった。

　そしてタイトルも決まり、ようやく実体へと消化していく僕の子供たち。
　今回はある程度音量調整がうまくいった、、、と思うので満足している。
　ただがむしゃらにパソコンをフル稼働させた。総数で数えると三十枚近く。


　そして、当日の朝が訪れた。


　皆生の朝は、涼しい朝だった。
　寒いわ。いや、寒いわ。久々に寒いわ。
　パーカー越しに風がつんつん、やかましいわ。
　ぼくらエージェントとして、レベリングを適当にしてたら時間がなくなったので急いで松江に向かう。適当に遊んでる間に太陽はじりじりと僕らを苦しめていた。

　さて、松江だ。
　と言ってもあとはイベントをこなすだけなので大した問題ではない。
　入場する前にサークル前に飾るおしながきを印刷し忘れたとか、もはや些細な問題であった。
　入場して、二回目の空気を思う存分満喫、してる余裕はなかった。
　お隣さんにわかるかわからないか程度の会釈をして、設営。
　しかし、イベント素人でもある。設営の準備をやっぱり忘れていた。次は敷物を用意せねば。まぁそれも結局些細な問題だった。

　些細な問題を積み重ねて始まった花鳥風月だった。
　久しく会わない友人が来てくれたり、何回も立ち寄ってくれたり。あと、onちゃんがエゴサーチの結果買ってくれたり。そんなイベントだった。
　すぐさま四時間なんてものは過ぎ去る。イベントが終わった。さて、飯だ。

　飯はもちろん、マスターのお店である。竪町映像図書館だ、皆様覚えておいていただきたい。とても美味。とても美味。
　実家のような安心感、だとか。また来るよ、マスターだとか。そう言う事をしながら松江を走った。楽しい午後だった。

　楽しい一日になった。
　イベントを楽しんで、そのあと馬鹿騒ぎして。でも、それでいいじゃないか、と。
　楽しめないようならもうやめてるだろうし、今頃こんな文章を書いてないだろうし。
　しかしまぁ、だんだん文章を書くのも疲れてきた。だんだん雑になってきたのでお気づきであろう。
　文章書くことについても素人だからしょうがない。まぁ伝わればそれでいい。

　まぁ次回の花鳥風月はおやすみするしその次回も参加は未定なんだけどね。
　とりあえず、またちまちま音楽を作りましょう。そして楽しみましょう、と。
　最後にここでジャケットを描いてくれたこしちゃん、いつも通りドライバー兼雑用をしてくれたウィンゲル、弾丸で飛んできたまおち、マスターの所を満喫して携帯を忘れたロマ猫、素敵なマスター、あとまれひと。
　そしてサークルに来てくれた全ての方、手にとってくれた方に感謝の言葉を述べたいと思います。

　―――次もよろしくねん。